これからご紹介する「タイムサークル」は、
お仕事、子育てなどと同様に、自転車レースやトライアスロン、
お子さんたちのスポーツチャレンジも大切に生活しているご夫婦から
伝授していただいた方法です。
夏休みの前などに、一日のスケジュール表を作ることがありますよね。
左から右に朝から夜までの時間があって、そこに朝6時のところに
『起床』など、書き込むあれです。
書いてみて何日かは続くものの、「まあ目安だから」と、
だんだんなし崩しになっていた幼少時代を懐かしく思い出します。
「タイムサークル」はと言いますと、
まず、360度の円を24時間にします。
そして、時刻は書き込まずに、一日にやっていること、
るまり、『出来事』とその出来事に費やしている『時間』を
円グラフのように書き込みます。
例えば、 学校 : 7時間 家出の食事 : 1時間
携帯(ゲームやネットサーフィンを含む) : 2時間
スポーツ(自主練習も含む) : 2.5時間
のような感じで書き込んでいきます。
そうすると、何がわかってくるかというと、
今の自分の日常時間を何に多く割いているのか?が可視化できます。
そして、
その割いている時間は 自分が大切にしているから割いているのか?
それとも何となくなのに、思った以上に時間を割いているのか?
など、改めて検討しなおすきっかけが生まれます。
成長期にスポーツをするお子さんにとって、睡眠はとても大事です。
小学生では、9~11時間 中学生では8~10時間 高校生でも7~9時間
必要だというデータもあります。
その上、成長期の変化は個々に違い、必要な睡眠時間も人それぞれです。
身長だけでなく、内臓の充実、自律神経の正常な活動。
タイムサークルを書いてみると、学校で過ごす時間が思った以上に生活を
つまりは人生の時間を占めていることが見えてきます。
その時間を快活に、ある意味有効に過ごすためにも睡眠が大切であることが
二次的に見えてきます。
もうすぐ夏休みですね。
家族全員、一緒にそれぞれのタイムサークルを作って、見せ合って、
今、家族それぞれが大切にしている時間はなにか?
見直す時間はなにか?
など、話してみるのはいかがでしょうか?
かくいう、私自身は、優等生母ではありませんでした。
なので、失敗と反省からたどり着いたのが「タイムサークル」ということになります。
ただ、具体的には、書きませんが、他者からの冷たい視線に耐えながら(笑)
子どもたちの睡眠確保のために続けていたことはあります。
それで、我が子たちがサッカーのスーパースターになったわけではありません。
今のところ3人ともスポーツが大好きで、仕事の合間に続けています。