

AI姿勢分析 シセイカルテ のシステムを導入して、
これまで、テニス、サッカーのジュニアアスリートさんを対象に
分析体験会を行ってきました。
4月には、宮崎県まで遠征して、
レスリング選手の測定を行います。
ジュニアアスリートの測定写真については、
個人情報を守るために、公開はできませんが、
姿勢分析をきっかけに、
指導者や保護者に伝えたいメッセージがあります。
それは、体の成長過程の個性が、パフォーマンスの個性だということ。
特異でできる理由も、その時不得意でできない理由もそこにあるということです。
子どものからだの成長という言葉で、おそらく思いつくのは
「身長」「体重」だと思います。
特に身長は、注目度ナンバーワンですね。
人間は、立ち上がって二足歩行する動物です。
体のパーツの中では割合的に重たい頭を一番上にのせて移動します。
背が上に伸びることを成長と捉えるのは、成長の一側面でしかありません。
骨盤のサイズがなかなか大きくならない子
骨盤と仙骨との成長加減が違ったり、
筋繊維が太くなるならない、
内臓の充実が身長の伸びになかなかおいつけない
などなど、たくさんの要素がからだの成長なんですね。
だから、「○ねんせいだから、これぐらいの技術が身につくはずだ」とか
「なかなか足が速くならない」とか、
その子の成長の物差しではない物差しで、判断しないでほしいということです。
そういう視点の延長線上で、小学生や中学生の全国大会はなくていいと思っています。
測定にご協力いただいているチーム・選手の皆さん、
本当にありがとうございます。