大分市緑が丘の焼き杉に囲まれたコンディショニングスタジオ。大分市街地かから車で30分。さまざまな競技のジュニアアスリート(小学生~高校生)の競技動作動づくりや、社会人の姿勢改善と日常動作改善をサポート。スタジオを拠点としたスポーツ、カルチャーイベントも開催からだの動きLABO

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2025/04/07
 満腹状態の子どもたちに、いい食材を使って手の込んだ料理を差し出して、
 「いい笑顔で食べてほしい」と願ったとして、

 その願いはかなうのだろうか?

 満腹状態=試合や練習試合に出場してきた状態
 
 いい食材=目的がはっきりしているよく考えられたトレーニング

 いい笑顔で食べる=そのトレーニングの効果が体現される

 疑問でしかない。

 いい食材を使って目的のはっきりとした食事を提供
 (例えば、疲労回復のための食事、筋肉を増強するための食事など)
 
 したいのであれば、

 子どもたちの“おなかが減っている状態”をサポートする必要がある。

 おなかが減っている状態=休養と睡眠が足りていて、疲労のケアができている状態
 
 この状態を積極的に創り出そうとする環境(人も含め)が圧倒的に少ない。

 それでも、満腹な子どもたちにさらに料理を食べさせたいのなら、
 その食事の内容を紹介するに留まるだろうなぁ。
 
 

2025/03/29
小学1年生から9年間、コンディショニングに通ってくれたN君。
ついに、県外の高校に旅立っていきました。

コンディショナーとして、スポーツの指導者として、大人として
N君とそのご家族に、たくさんの学びの機会を頂きました。

出会ったときは、頭の重さが目立つボディーバランス。
よく、頭から転んでいました。

よく動くので、エネルギー消費量が高く、備蓄がなかなか追いつかない。
鼻炎で呼吸筋の使い方に癖があり、そんな特徴をカバーする姿勢が
彼そのものでした。

人は、そもそも生きやすいように機能を発揮して、自分を守ります。
そのことが時として、運動能力や機能的な体の動きを妨げてしまうこともあります。

たいていの大人は、専門家でもなければ、そのようなことに着目して
自分のこどものスポーツを観戦したり、パフォーマンスを分析しないので、

往々にして ・他人と照らし合わせる
      ・自分の知っている選手と照らし合わせる  などをしがちです。

思うようなパフォーマンスが発揮できない期間、
本人のスポーツ活動への興味を削ずに、サポートするには、
指導者と保護者の知識とその知識を活用するリテラシーが必須となってきます。
(全く口出しせずに注意深く観察し、ただただ応援することも含めて)

N君の場合は、体そのものの機能に関わる部分の成長が極端にのんびりでした。
(医科学的根拠にも基づいて)
だからこそ、保護者と何度も会話を重ねて、そのリテラシーを共有しつつ、
本人の成長に合わせたコンディショニングを継続してきました。

今年、熊本県で開催されたサッカー指導者のカンファレンスの中で、
スイスのテクニカルダイレクターであるパトリック・ブラックマンさんが
「遅咲きの選手の才能を見逃してはならない」とおっしゃっています。

フィジカルコンディショナーである私の視点では、
育成システムの流れを時間軸にした「遅咲き」という言葉を
別の表現にすると、
「“才能の咲く時期”を見逃さない指導者を育てなければならない」
となります。

その子その子の開花の時期は、観察すれば、
その子の完璧な時期に設計されているのかもしれないと思うのです。

だからこそ、育成という観点は重要で、
 大人が手を加えすぎても
 放任しすぎても、
その設計図を狂わせるリスクがあり、
楽しい時期であるにも関わらず、難しい時期でもある。

そのことを注意深く思い知らされたのがN君との出会いでした。

N君の保護者は、客観的なデータに基づいてお子さんをサポートする

知識と行動力をお持ちでした。

“THE アスリートトレーニング” 例えば、大人もよく取り組む
体幹トレーニングや筋力トレーニングなどではなく、
まずは、ボディバランスを整えつつ、ターゲットである部位を
複合的に使って、動作に結び付ける
 地味だったり
 遊びみたいだったり
 リハビリのような動きだったり
の意図あるプログラムの価値を信じて、受け入れて、継続してくださった
保護者とN君本人。

競争の激しいサッカーというスポーツに取り組む中で、
“育成”に徹し続けられたことに感謝すると同時に、
彼の持つ完璧な設計図の上の開花をこれからも楽しみに応援していきたいと思います。



2025/03/06
 「スポーツに頑張ることもを隠れ疲れから救うセミナー」の第2弾

 「姿勢で見抜く子どもの疲れ」の補足を少し。

 セミナーの中では、AI姿勢分析カルティを使った分析結果で、

 重心点が良いということを重視してお話を進めたのですが、

 実は、重心点が良くても、腰痛もちの選手や、故障を繰り返している選手は

 少なくないのが現実です。

 なぜかというと、重心点や体の軸を真っすぐに保ちながらも、

 テクニックやスキルを発揮するために“代償動作=エラー動作”を使っている
 からなのです。

 結果的に、体に偏った緊張部位が出来たり、負担がかかったりが続くことで

 “隠れ疲れ”状態に陥っている選手は多いと思います。

 実施する競技において、お子さんの持つポテンシャルを

 どのように発揮したいのか(=パフォーマンスゴールの明確化)を考え
 
 その子のエラーの原因や問題点(=ボトルネック)がどの部分なのかを

 大人(指導者や保護者)がよく観察しておくことが

 子どもたちを隠れ疲れから救う重要な方法の一つだと言えます。

2025/03/04
 よくある誤解

 ・コンディショニングはトップアスリートのため
 ・だから、一般のジュニアアスリートには贅沢
 ・コンディショニングは特別なこと
 ・だから日常に取り入れるのは難しい
 ・何かの大会で上位を狙えるようなじょうきょうではないから
  コンディショニングに取り組むのは恥ずかしい
 ・コンディショニングに取り組んでおいて、活躍できないのは
  恥ずかしい

 コンディショニングとは、【準備】です。
 何かにチャレンジするとき、何かにチャレンジする人には
 みんな準備が必要です。ただそれだけ。

 だから、チャレンジするその何かの内容に合わせて
 コンディショニングは存在します。

 結果が思わしくなかったとして、必要なコンディショニングは消えません。
 
 なぜなら、“今”のあなたにために、コンディショニングは存在しますし、
 コンディショナーが存在します。

 そして、“今のあなた”に一番寄り添えるコンディショナーは、あなた自身です。

 サポートが欲しい時は、LABOに来てみてくださいね。
 

2025/03/03
 体育館での体育座り、きつかった思い出がありませんか?
特に、男子の場合、背中が丸まって、傍目には
「だるそう」に見えないこともありません。

グラウンドの場合だと、
背骨が丸くなって頭も下向きになるので、なんとなく地面に絵を描きたくもなります。

 男子の骨盤は、狭くて、縦に伸びます。
 その形状のせいで、床に座っている姿勢では、

 骨盤を後ろに倒すと、腕を体より後ろにつきたくなる
 または、背骨を丸くして、顔が下向きになってします。

 「話を聞いていない」ように見えるし、
 「だるそう」にも見えてしまいます。

 スポーツのパフォーマンスにも同じようなことが起こります。

 例えば、鞭のように腕をしならせてスパイクを打てるバレーボール選手は
 レシーブが安定しない選手も多い。

 まじめに取り組んでいないわけではないのに、失敗を繰り返してしまう。

 そんな時、
 「最後までボールから目を離さずに」
 といったアドバイスも有効ですが、そもそもの骨格上の特性を加味して、
 自分に合った方法を見つけるヒントを一緒に探すのもよいかと思います。

 成長期は、体の変化に影響を受けながら自分自身の動きを
 自分なりにつくり、磨いていくときだと
 フィジカルコンディショナーとしては、つくづく思います。

 それだけに、
 パフォーマンスの土台=ファンデーション(柔軟性・可動性・安定性・活性化など)
 を耕す運動や動きをたくさん経験させてあげたいですね。

 
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