体幹トレーニングで腹圧を使えていないと
2026/09/09
小中学生を対象とした体幹トレーニングを実施するチームや
トレーニング施設が増えてきました。
からだの動きLABOにコンディショニングに来る小中学生も
そうしたトレーニングの成果もあって
AI姿勢分析の結果が良い子も出てきました。
気を付けたいのは、軸が真ん中に揃っているからと言って、
からだの状況が良好とは限らないという点です。
先日、腿裏の筋肉の違和感と痛みを訴えてきてくださった中学生。
AI姿勢分析の結果では、左右、前後ともほとんど、軸が整っていましたが、
背骨周辺の筋肉が硬くなり、呼吸時に背中の動きが十分出ませんでした。
また、腹圧も弱いという分析結果。
お話を聴くと、試合中に過呼吸になったとのこと。
体幹トレーニングの際に代償動作を行っていたのかもしれません。
腹圧は、本来、赤ちゃんでも無意識にコントロールできるものですが、
生活動作習慣や生活環境でそのコントロールの状況は変わります。
日本人の子どもたちが学校で座っている時間を概算すると、以下のような
計算になるそうです。(日本ホリスティックコンディショニング協会提供)
【前提条件】
1日の授業時間:小中高の授業時間は1日 約6時間(休み時間を除く)。
年間の登校日数:約200日(長期休暇を除いた平均的な日数)。
学校生活の年数:小学校(6年間) 中学校(3年間)高校(3年間)
合計12年間
【計算】
年間の座る時間:6時間 × 200日 = 1,200時間
12年間の合計:1,200時間 × 12年 = 14,400時間
【比較】
これは 600日(約1年8ヶ月) ずっと座り続けるのと同じ時間!
1日8時間労働の会社員(年間250日勤務)が働く時間で換算すると 約7.2年分 に相当。
【結論】
日本の子どもは、一生(小中高)で 約14,400時間 も 学校で座って過ごしていることになる
腹圧をコントロールしないで体幹トレーニングを行うと、
背中や前腿など、他の筋肉(背中や前腿など)で代償動作をしてしまい、
痛みや体の違和感などに繋がります。
体幹トレーニングをするのにも、そのためのフィジカルコンディショニングが
必要ですね。
※代償動作とは
本来働くべき筋肉や関節を上手く動かせない際に、別の筋肉や部位が
代わりに補って動く動作のこと