体力が上がると教科学習の成績も上がる⁉
2026/10/08
「こどもと発育発達」というさまざまな研究論文や特集記事が掲載された
機関誌を送っていただけます。
毎回、とても興味深い内容ばかりで、有難い学びの機会です。
今回の豆知識はその内容から少しお伝えします。
少し前の情報ですが、保護者の皆さんにとっても
興味深いのではないでしょうか?
ある調査研究によると、
「体力が向上すると、教科学習の成績も向上する傾向が確認された」
のだそうです。
この研究での体力の指標は、Vo2max(最大酸素摂取量:運動中の体が
1分間に取り込み消費できる酸素の最大量)とされています。
個人の最大酸素摂取量を上げると、
それぞれの成績がどのように変化するかを追跡調査したところ、
得意教科ではあまり変化がなかったものの、
苦手教科の成績が上がる傾向がデーターに表れたそうです。
その研究では、国語と数学の成績アップが顕著だったとのこと。
また、脳そのものの組織と運動の関係性についての研究も発表されています。
Vo2max が高い人ほど、大脳皮質の厚みがあるのだそうです。
特に、前頭葉、側頭葉、帯状回皮質など、意思決定や感情制御、
記憶に関わる領域の皮質の厚みが保たれている傾向にあるとのこと。
こうしたことから、学校での運動部活動や、地域のクラブ活動を通した
運動習慣、スポーツ参加が、教科成績にも良い影響を与えるのではないか?
と、それぞれの論文の中で、一つの側面として発表されています。
特に10歳までの運動経験の影響が大きいとする研究者もおり、
子どもの頃に積み上げた運動の効果は、
大人になっても持続すると発表されています。
こうした研究を参考にしてみると、運動経験や外で体を動かす遊びを
たくさん経験する機会を創ることも、脳の発達へのサポートになるようですね。