
からだの動きを考えるとき、その基本は体の構造。
例えば、バンザイという動作一つでも、
両腕がどうしても耳よりも前の頬の横で肘が曲がってしか上げられない人、
耳よりも後方の後ろ頭付近で肘を伸ばしてあげられる人など、
構造上にズレが生じて→筋肉に影響が出て→きた結果、からだの動きにクセが生じる。
これは、アスリートも同じ。小さいころから同じスポーツばかりをしていると、
競技特性に適応した構造のズレが生じるリスクは増える。
そこで、からだが機能しているのかどうかをチェックする上で
からだのうごきLABOで重視しているのが、
重心
重心のとり方が大きく間違ってしまう前に、構造的、機能的に体を整える必要がある。
そして、そのためには、“今”アスリートのからだがどのような状態にあるのか?を知る必要がある。
把握した“状態”という情報は、フィジカル分野での動きだけに留まらず、
パフォーマンスや戦術理解に関するコーチングのための非常に重要なカギとなる。
そのことを理解することで、私たちのコーチングの視点は、アスリートファーストに近づくことが出来る。
そう考えている。