
体育館での体育座り、きつかった思い出がありませんか?
特に、男子の場合、背中が丸まって、傍目には
「だるそう」に見えないこともありません。
グラウンドの場合だと、
背骨が丸くなって頭も下向きになるので、なんとなく地面に絵を描きたくもなります。
男子の骨盤は、狭くて、縦に伸びます。
その形状のせいで、床に座っている姿勢では、
骨盤を後ろに倒すと、腕を体より後ろにつきたくなる
または、背骨を丸くして、顔が下向きになってします。
「話を聞いていない」ように見えるし、
「だるそう」にも見えてしまいます。
スポーツのパフォーマンスにも同じようなことが起こります。
例えば、鞭のように腕をしならせてスパイクを打てるバレーボール選手は
レシーブが安定しない選手も多い。
まじめに取り組んでいないわけではないのに、失敗を繰り返してしまう。
そんな時、
「最後までボールから目を離さずに」
といったアドバイスも有効ですが、そもそもの骨格上の特性を加味して、
自分に合った方法を見つけるヒントを一緒に探すのもよいかと思います。
成長期は、体の変化に影響を受けながら自分自身の動きを
自分なりにつくり、磨いていくときだと
フィジカルコンディショナーとしては、つくづく思います。
それだけに、
パフォーマンスの土台=ファンデーション(柔軟性・可動性・安定性・活性化など)
を耕す運動や動きをたくさん経験させてあげたいですね。